医療から環境まで柔軟に検査へ対応する保健科学東日本

臨床検査は患者さんから採取した排泄物や細胞を調べる検体検査と脳波など直接患者さんを調べる生理機能検査に大きく分けられますが、保健科学東日本では検体検査を請け負っています。幅広い検査に対応していて、生化学検査から細菌検査や免疫検査はもちろんのこと、集団検診の際の血液検査や尿検査まで対応可能です。多くの信頼できる結果を残していて、医療機関にとって非常に頼りになる存在です。

保健科学東日本は患者さんにも寄り添った検査を行っています。生化学検査の糖関連検査では従来採血管が2、3本必要なところ、保健科学東日本では採血管1本から検査が可能なため患者さんの負担軽減にもつながっています。血液中の細胞を検査する血液学検査では専用システムで患者さんの前回測定値や関連情報を踏まえながら、一般検査では前回測定値との比較により、一人一人へ精度の高い検査を実施しています。集団検診の尿検査では3台の自動分析装置で迅速に対応します。このような取り組みは患者さんの負担が軽減するとともに医療機関にとっても患者さんの満足度が上がるため非常に高評価を得ています。

また、保健科学東日本は細菌検査においてスピーディで正確な検出率の実績があります。有名な病原菌である0-157やノロウイルスは、原因菌の判定をいかに早く確実に行うかが、その後の治療にとっても感染の拡大防止にとっても非常に重要です。そのため、保健科学東日本では排泄物や血液などの複数の検体を検査しています。検査材料ごとに適した培地を選択して、目的の菌に対してのみ死滅や増殖を行う選択培地の導入により0-157など病原菌の特定がより迅速かつ正確に検査できるのです。

近年、保健科学東日本は環境監査の事業にも力をいれています。食品衛生検査や水質検査、土壌分析や産業廃棄物検査など、世間でも関心が高い分野です。食品衛生検査は細菌や残留農薬の検査により、品質管理と消費者への正しい情報提供が可能になります。また昨今、土壌汚染に関する規制が厳しくなり、埋立地に用いる土や採掘した土の検査は欠かせません。水質検査の検査ラボは厚生労働大臣登録水質検査機関として各自治体のプールの水から家庭用の飲用水まで幅広く信頼のおける検査を行っています。このように保健科学東日本の検査は様々な場面で活用されています。

保健科学東日本はあらゆる種類の検査に対応しています。今後も誰もが安心して暮らせる社会の実現を目指して、医療機関から環境・水質検査など多方面で確かな技術と思いやりをもちながら活躍の場を広げていくでしょう。