保健科学東日本が取り扱う淋菌およびクラミジアトラコマチス検査

保健科学東日本では、淋菌やクラミジアトラコマチスに関する検査を受託しています。
淋菌およびクラミジアトラコマチス検査では、淋菌とクラミジアの混合感染に関して調べることができます。
保健科学東日本が行っている検査は、感度が高く、高い特異性も有するTMA法を活用して測定しているため、淋菌およびクラミジアトラコマチスのスクリーニング検査にも有用です。
この検査は保健科学東日本の検査項目では、淋菌およびクラミジアトラコマチス同時同定という名称になっています。
検体は、分泌物もしくは尿です。
検査結果が出るまでに4日~1週間ほどかかります。
この検査は、他の物質が混入した場合の影響を受けやすくなっているため、検体を採取したら早急に専用の容器に入れて提出しなければいけません。
淋菌は、性感染症の1つである淋病の原因となる病原体です。
性行為によって粘膜に感染し、潜伏期間は2日~1週間ほどとなっています。
男性は尿道や肛門、女性は膣に感染します。
感染した場合、男性は尿道炎になり、女性は子宮頸肝炎を引き起こしてしまうのです。
そんな淋病の原因となる淋菌は、かなり弱い菌なので単独で存在することは基本的にありません。
多くの場合、クラミジアと共に感染しています。
感染率がかなり高く、放置すると重症化してしまうこともあります。
特に、淋菌が有する抗菌薬耐性化は非常に厄介です。
クラミジアトラコマチスは、クラミジア感染症を引き起こす細菌です。
クラミジア感染症は日本国内でも感染者数が多い性感染症として知られています。
女性は症状が出にくく、感染者のおよそ8割が無症状だと言われています。
そのため、感染に気が付くことができずにパートナーに移してしまうというケースも珍しくありません。
それだけではなく、不妊症や子宮外妊娠、流産などの原因になってしまうこともあります。
母体がクラミジアに感染している場合、新生児が産道を通過する際に感染してしまう可能性もあるのです。
そのため、複数のパートナーがいる場合や妊娠を希望している場合は、クラミジア検査を受けた方が良いと言えます。
淋菌とクラミジアトラコマチスは共存しているケースが多く見られます。
そのため保健科学東日本では、淋菌およびクラミジアトラコマチス同時同定を行っているのです。
早い段階で治療に取り掛かることができれば他者への感染を防ぐための治療にも取り掛かりやすくなります。
そのような理由から、保健科学東日本が行う淋菌およびクラミジアトラコマチス同時同定を受ける意味は大きいと言えます。