保健科学東日本の性病検査について

近年、世界各国で梅毒や淋病が問題視されています。
以前から脅威として知られていた性病ではあるものの、ここ数年でさらなる猛威を振るっているのです。
特に日本では、梅毒感染者が増加しており、非常に危険な状態が続いています。
米国では梅毒よりも淋病やクラミジアなどの性病が深刻化しており、世界保健機関(WHO)が制御不能になる可能性があると声明を出すほどとなっています。
放置すると命にかかわることもある性病は、定期的な検査によって、予防や早期発見が可能になります。
保健科学東日本では、淋病を含むいくつかの性病の検査を受託しています。
保健科学東日本が受託しているのは、淋病とクラミジアの検査です。
淋病は、淋菌が感染して起こるのが特徴で、性器や尿道、喉などからの感染がほとんどです。
クラミジア感染症は、クラミジア・トラコマチスが感染して起こるのが特徴で、淋病と同様、性器や喉から感染します。
保健科学東日本は、クラミジア感染症のみの検査(クラミジア・トラコマチスDNA〔PCR〕)と淋病のみの検査(淋菌DNA〔PCR〕)に加え、淋病とクラミジア感染症の検査を同時に行う検査(淋菌/クラミジア・トラコマチス同時測定DNA〔PCR〕)を用意しています。
保健科学東日本は、リアルタイムPCR法という検査方法を使用しているため、結果が出るまでの所要日数は2~3日となっています。
また3つの検体採取方法を取り扱っています。
検体採取方法は、子宮頚管から検体を採取する「子宮頚管検体」、尿から検体を採取する「尿検体」、うがい液から検体を採取する「うがい検体」の3つです。
保健科学東日本での性病検査には、「コバスPCRメディア」が採用されています。
保健科学東日本は、平成25年1月28日から新規実施項目としてクラミジア・トラコマチスDNA〔PCR〕や淋菌DNA〔PCR〕、淋菌/クラミジア・トラコマチス同時測定DNA〔PCR〕を受託し始めました。
もちろん、それ以前も性病検査の受託は行っていました。
しかし、現測定試薬が販売中止になったことから、新たな項目として取り扱うことになったのです。
保健科学東日本は、これを機に性病検査の精度や効率アップを図ってきたため、現在も数多くの性病検査を受託しています。
今後さらに増えていくと考えられる淋病やクラミジアの検査は、精度が高くスムーズな結果報告が期待できる施設に依頼する必要があります。
常に進化し続けながら追加する最新の検査項目により正確でスムーズな性病検査が可能です。